老子33章 人を知る者は智なり自ら知る者は明なり
私は、この33章で自分の生き方をシンプルにすることができた。
また、老子を一節ずつ読むとわかりやすいということを教えてくれたのもこの章である。
「人を知る者は智なり」
ウーン。なるほど❗
他人との関係はお互いにプラスになるように付き合うことが原則か。
(智は、”知と日=+”とからなっている)
自分だけがプラスになったり、犠牲になりマイナスになってはいけないのだ。
2000年以上も前に『WinWinの関係』が書かれていたのか!?
「自ら知るものは明なり」
なるほど❗
自分自身については、(明は、”日=+と月=-”とからなっている)陰陽のバランスをとることが大切だ。自分だけ得をしようという考え方が後で必ず損をすることにつながるのだ。何かを得ようとしたら何かを捨て去ることが大切だ。
「人に勝つには力あり」
なるほど❗
他人には知力・気力・体力などの力で勝たねばならないのだなあ。
”争わず”と聖人君子でいてもこの世の中は渡っていけない。
やはり他人との勝ち負けが生じたときにはパワーで打ち勝つ必要がある。
「自ら勝つ者は強し」
なるほど❗
自分自身に勝つには粘り強く・忍耐強く行うことが必要か。
自分自身に勝つ唯一の道は、勉強(勉を強くする)をすることだ。
「足ることを知る者は富めり」
なるほど❗
自分自身に満足できる人だけが本当に富める人なんだ。
不平不満は自らを貧しくすることなのだ。
「強めて行う者は志あり」
なるほど❗
志を得るには粘り強く・忍耐強く行うことか。
志は、一歩ずつ着実に積み上げていけばいいことだ。
焦ることはない。
「その所をたがえざる者は久し」
なるほど❗
自分には自分にふさわしい場所があるのか。
天が与えられた仕事をまっとうするか、自分の好きな仕事を見つけることが大切なんだ。
「死してしかも失わざる者は命寿し」
なるほど❗
人間が死んでも滅びないものがあるのだ。
だから、人間の命は永遠不滅であり輪廻転生するものなのだ。
宿命を知り、運命を操り、使命を果たす。
そして現世で命のレベルをアップしていくことが来世につながるのだろう。