かねだ流~老子講義~自然体の生き方

健康法(導引・呼吸法)と老子道の考え方をベースに自然体でラクな生き方指導をして40年。兼田流の独自の老子解説

老子道徳経とは

老子は、名のごとく還暦以降の人に正しい生き方のお手本になる本です。
一般には、「清浄・恬淡・無為・自然の生き方=絶対的自由な生き方」が書かれている本と言われています。

ぴかぴか(新しい)清浄=清らかで汚れのないこと 
ぴかぴか(新しい)恬淡=欲がなく、物事に執着しないこと
ぴかぴか(新しい)無為=自然のままに任せて手を加えないこと
ぴかぴか(新しい)絶対的な自由な生き方=誰かと何かと比べなく、自分自身が自由である。


今回の講義では、こうした一般的な解釈だけでなく、「道とは何か。徳とは何か」を理解して、実践していただきたいと思っています。

そのためには、第1の目的は、皆さんが老子を読んで、道徳を理解することです。
そうすれば、自ずと道徳を実践でき、自由で、自然で、健康で・楽しく・若々しく 第2の人生を過ごし、魂の安らぎと永遠の命を得ることができるからです。

老子を読んで理解するのはそれほど難しくはありません。 
兼田流の読み方があります。
それにはまず、つぎのように老子の概要を大きく掴みましょう。


老子道徳経について

老子の書は、約5400文字の短編です。
その中に、道という字が76回、徳の字は44回現れる。
老子道徳経と言われるように、道と徳について語られた書物です。

その内容は、
道という宇宙の法則」と、
徳という自然流の自由な人間の生き方」が書かれている。

その読み方は 「道」はこういうことである。
「徳」とはこういうことである。

それに、素直に従って、 政治は、このように治めるべきである。
人間は、このような生き方をすると間違いがない。
そうすれば、争い・地位を追われること・不平不満はなく、楽しく幸せに過ごすことができると、シンプルで分りやすく書かれています。