かねだ流~老子講義~自然体の生き方

健康法(導引・呼吸法)と老子道の考え方をベースに自然体でラクな生き方指導をして40年。兼田流の独自の老子解説

還暦からの正しい生き方

結論からいえば、マイナス(-)の生き方です。

(-)して(-)して(-)して、

自分の本体が永遠の命」であると学ぶことです。

自分の本体である永遠の生命は、始めもなければ終わりもない。

それは、人間を含めて、宇宙のすべてが [ 道から始まり、道に戻る ] からです。

そのことを知るために、人間の一生を陰と陽に分けると分りやすい。

ひらめき道の法則に「万物は陰陽からなり」があります。

そこで、人間の一生は120歳単位として、

能力を向上し、地位、名誉、財力を得るなど60歳までの陽+の期間と、

自分を磨き、精神世界を高めていく60歳以降の陰―の期間に分けることができます。

その陰-の期間の始まりが、第二の人生への出発点である還暦です。

還暦からの正しい生き方は、

陰たる自分自身(-)や、精神世界(-)を知ることです。

それは「人間とはなにか」を知ることことであり

又、自分の「人生の集大成」をすることです。

では、「人間とは何か」を道の立場から解説します。

物事を考えるときは、必ず道=原点に戻りましょう。

そして結論を導きだす。

これが正しい答えになります。

それを実践して成功した人が、松下幸之助氏や斎藤一人氏であり、超成功した人達です。

それを素直に実践していきたいと思います

ひらめき老子の万物誕生の法則老子42章)

「道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ。三は万物を生ず。」を原点にして、

人間を考えますと次のような答えになる。

人間は、

一元の気たる 命が生じ、

二(陰陽)たる 魂魄と肉体が生じ

三たる 神・気・精のエネルギーが生じた。

三たる エネルギーが万物をつくり出した。

従って人間とは何か、それは、

三たる 理性と、感情と、行動力のエネルギーを使い、

二たる 本能の魂や理性の魄と、肉体を磨き、

一たる、宿した命に従い(宿命)、命を運び(運命)、命を使い(使命)

永遠の命の向上を目指す存在です。

人間とは、現世で命(宿命・運命・使命)向上し、来世に生まれ変わるもの。

従って現世で可能な限り命を向上しておくが肝要です。

道に従った「人間とは何か」お分かりになりましたでしょうか。

さて、「この人間とは」、は今まで聞いたことはないと思います。

自分の知らないことは、まず信じてみる、やってみる。

これをなるほどと素直に、信じる人もいれば、信じない人もいる。

素直に信じた人の心の中にも100%の信頼はないでしょう。

信じない人の心の中にも、100%の疑いはないでしょう。

これが小さな宇宙たる人間の一面です。

ただ自分の知らないことを疑っては、何もプラスや成長にならない。

特に、人間性や精神面の事柄は、成長する必要があるので、

まず実行してみて、自分で確かめることが肝要です。

自分の「人生の集大成

還暦は陰の人生への出発ですから、いきなり永遠の生命とは、身につきません。

また今緊急に必要ではないと思います。

そこで、一番初めにすることは、陽の時代の整理です。

例えば、陽の人生で、やり残した趣味や仕事をすること。

これも、整理をするという意味では、(-)といえます。

さらに、陽の時代にため込んだ日用品・趣味の物・仕事関係のものもろもろを1年ごとに一度は、整理してはいかがでしょう。

スッキリすると思いますよ。